← コラム一覧

転職は何社応募が普通か。通過率から逆算する応募数

寺木 健人
監修:寺木 健人転職・キャリア担当・人材業界出身

「何社応募すればいいですか」——転職活動でよく聞かれる質問です。ただ、適正な応募数は、通過率から逆算して決まります

結論から言うと、内定1社を得るには、書類20〜30社が一つの目安。ただし、経験と要件のマッチ度で大きく変わります。この記事では、逆算の方法と、応募数より効くことを整理します。

このコラムでわかること
  1. 各段階の通過率の目安
  2. 逆算の計算
  3. 応募数を増やすより効くこと
  4. 絞りすぎ・広げすぎの弊害
  5. 在職中と離職後の違い
  6. 職種による違い
  7. よくある質問
  8. 最初の10社で、通過率を測る

各段階の通過率の目安

①書類選考: 20〜40%(要件と経験が合っている場合)。②一次面接: 40〜60%③二次〜最終: 40〜60%④内定承諾

掛け合わせると: 書類30% × 一次50% × 最終50% = 約7.5%

つまり、書類を13〜14社出して、内定1社という計算になります。複数の内定を比較したいなら、20〜30社

ただし、この数字は「要件が合っている求人に出した場合」です。要件を満たしていない求人に出すと、書類通過率は一桁になります

POINT

応募数の適正は「何社出すか」ではなく「通過率がいくらか」で決まる。書類通過率が10%を切っているなら、増やすべきは応募数ではなく書類の質。

逆算の計算

①目標を決める(内定1社で決める / 2〜3社を比較する)。②自分の書類通過率を測る(最初の10社で分かります)。③逆算する

書類通過率が30%なら: 内定1社に必要な応募は13〜15社10%なら40社以上

②を測らずに「とりあえず50社」と出すと、質が下がって通過率も下がります最初の10社の結果を見てから、方針を決めてください

応募数を増やすより効くこと

①要件が合う求人に絞る必須要件を7割以上満たしている求人に出す。満たしていない求人に10社出すより、満たしている求人に3社出すほうが通ります

②書類の質を上げる。数字を入れる、要件と接続する(職務経歴書の書き方転職の志望動機の作り方)。

③応募経路を増やす。求人サイト、エージェント、スカウト、直接応募(福岡の正社員求人の探し方)。経路が1つだと、見える求人が限られます

④面接の準備をする面接で落ち続ける人の共通点)。

①が最も効きます要件のマッチが、通過率のほぼすべてを決めます

絞りすぎ・広げすぎの弊害

絞りすぎ(5社以下): 比較対象がないため、条件の妥当性が判断できません。1社しか内定がないと、交渉の余地も小さい。

広げすぎ(50社以上): 1社あたりの準備が薄くなり、通過率が下がる。日程管理が煩雑になり、志望動機も使い回しになります。

適正は、同時進行で5〜10社。段階をずらしながら、トータルで20〜30社というのが管理しやすい範囲です。

在職中と離職後の違い

在職中: 面接の日程調整が制約になるため、同時進行できる数は限られます(5社程度)。期間は長くなりますが、条件で妥協しにくい在職中の転職活動)。

離職後: 時間が使えるため同時進行の数を増やせますが、焦りから応募数を増やしすぎる傾向があります。質の管理を意識してください

期間の見通しは転職活動の平均期間にまとめました。

職種による違い

求人数の多い職種(営業、介護、施工管理、ドライバー)では、要件が合う求人が多いため、応募数は少なくて済みます

求人数の少ない職種(企画、人事、専門職)では、そもそも該当する求人が月に数件ということもあります。この場合、応募数を増やすことができないため、1件あたりの精度を上げるしかありません(有効求人倍率の読み方求人動向のデータ)。

よくある質問

Q. 一度に何社受けても失礼ではないですか?

問題ありません。複数社を並行して受けるのは一般的です。

Q. 内定を待ってもらえますか?

数日〜1週間程度なら多くの企業が待ちます(内定辞退の作法)。

Q. 書類が通りません。

要件とのマッチを確認してください。通過率が10%を切っているなら、応募先の選定に問題がある可能性が高い。

Q. 応募先が見つかりません。

経路を増やしてください福岡で使える転職サイト比較福岡対応の転職エージェント比較)。相場の確認は賃金チェッカーで。

最初の10社で、通過率を測る

応募数に正解はありません。最初の10社を出して、書類通過率を測る。そこから逆算すれば、必要な応募数が分かります。そして、通過率が低いなら、増やすべきは応募数ではなく書類の質です。

自分の職種なら、どのくらい必要か。転職ありきではない立場で、無料で相談に乗ります。

NEXT READ転職福岡で使える転職サイト比較。目的別の選び方転職Web面接の注意点。対面と評価のされ方がどう違うか転職オファー面談で確認すべき項目チェックリスト