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転職・キャリア

福岡の障害者雇用。求人の探し方とオープン・クローズの選択

寺木 健人
監修:寺木 健人転職・キャリア担当・人材業界出身

障害者手帳を持っている場合、「障害者雇用枠で応募するか(オープン)」「一般枠で応募するか(クローズ)」という選択があります。

どちらが正しいという答えはありません。ただ、それぞれで求人の探し方、待遇、入社後の環境が変わります。この記事では、判断に必要な材料を整理します。

このコラムでわかること
  1. オープンとクローズの違い
  2. 判断の軸
  3. 福岡での探し方
  4. 配慮事項の伝え方
  5. 年収の実態
  6. よくある質問
  7. 続けられる条件から選ぶ

オープンとクローズの違い

オープン(障害者雇用枠) - 障害があることを開示して応募 - 配慮事項を前提とした業務設計(通院、勤務時間、業務内容) - 求人数は一般枠より少ない - 職種が限られる傾向(事務、軽作業が中心のことが多い) - 年収水準は一般枠より低めになりやすい

クローズ(一般枠) - 開示せずに応募 - 求人の選択肢が広く、職種も年収も一般と同じ - 配慮を受けにくい(求めれば入社後の相談は可能だが、前提にはならない) - 通院・体調管理を自分で調整する必要

POINT

判断の軸は「配慮がないと継続が難しいか」。継続できないなら、条件が良くても意味がない。

判断の軸

①配慮がなくても業務を継続できるか通院の頻度、勤務時間の調整、業務内容の制限——これらが必要なら、オープンのほうが定着しやすい

②開示しないことのストレス体調の変化を説明できない状態が続くと、負担になります

③年収の必要額必要な手取りが決まっているなら、そこから逆算してください(ライフプラン)。オープンで足りないなら、一般枠か、オープンで職種を選ぶかの判断になります

④長く続けられるか短期離職を繰り返すより、条件が下がっても続く環境のほうが、結果的に積み上がります

福岡での探し方

①ハローワークの専門援助部門障害者雇用の求人を扱う窓口があり、求人紹介・応募書類の相談・職場定着の支援を受けられます(福岡のハローワークの使い方)。

②障害者就業・生活支援センター就労と生活の両面を支援する機関。福岡県内に複数設置されています[要確認: 現行の設置数と所在]。

③地域障害者職業センター職業評価、職業準備支援、ジョブコーチによる支援

④障害者雇用に特化した転職エージェント民間の紹介サービス企業の受け入れ体制まで含めて情報を持っていることが多い

⑤企業の採用ページ大手企業は障害者雇用の専用ページを持っていることがあります。応募書類の書き方は職務経歴書の書き方、面接での確認事項は面接での逆質問を参照してください。

福岡は支店経済都市で、企業の事業所が多い福岡が支店経済と呼ばれる理由)。事業所単位の障害者雇用求人が出やすいという特徴があります。

配慮事項の伝え方

オープンで応募する場合、配慮事項を具体的に書く必要があります。

書き方: ①どういう状態か(簡潔に)②業務上、何が難しいか ③どうすれば働けるか(具体的な配慮)④自分で対処していること

④が効きます「配慮が必要」だけでなく「自分でこう管理している」があると、受け入れ側が判断しやすい

避けたいのは、抽象的な書き方「体調に波があります」だけでは、企業が何を用意すればいいか分かりません「月1回の通院で半日の休みが必要」のほうが、対応可能かどうかを判断できます

年収の実態

障害者雇用枠は、一般枠より年収水準が低めになりやすい——これは職種構成の影響が大きい。事務・軽作業の比率が高く、これらの職種の相場自体が高くないためです。

ただし、専門職・技術職での障害者雇用もあります実務経験がある場合、職種を指定して探す価値があります

福岡の職種別の相場は年収チェッカー、分布は福岡の年収データで確認してください。「障害者雇用だから低い」ではなく、「その職種の相場」から見るほうが正確です。

よくある質問

Q. 途中でクローズからオープンに切り替えられますか?

入社後に開示することは可能です。ただし採用時の前提が変わるため、事前に相談窓口(産業医、人事)を確認してください。

Q. オープンだと昇進できませんか?

企業によります障害者雇用でも一般社員と同じ評価制度の企業もあります。応募前に、キャリアパスの有無を確認してください。

Q. 手帳がなくても障害者雇用枠に応募できますか?

原則として手帳が必要です。取得を検討する場合は、主治医と自治体の窓口に相談してください。

Q. 福岡の求人はどれくらいありますか?

ハローワークの専門援助部門で職種別の求人数を確認できます。時期で変動します福岡の求人動向)。

Q. 一般枠を選んだ場合、年収はどのくらい違いますか?

枠の違いより職種の違いのほうが大きく出ます。福岡県の業種別平均は最高641万円・最低324万円で、300万円以上の開きがあります(業種別年収)。障害者雇用枠は事務・軽作業の比率が高く、その職種の相場自体が高くないため水準が下がって見えます。「枠だから低い」ではなく「その職種の相場」で見てください。

続けられる条件から選ぶ

障害者雇用の選択は、「条件の良さ」より「続けられるかどうか」で決めるのが実務的です。配慮がないと継続が難しいならオープン、必要ないなら一般枠。そして配慮事項は、抽象的にではなく具体的に書く。福岡には専門の支援機関が複数あるので、一人で判断しないでください。

自分の状況でどの探し方が合うか。福岡の転職に詳しい担当者に無料で相談できます。

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