SNS運用代行を副業にする。受注の作り方と相場

SNS運用代行は、特別な資格が不要で、月額の継続契約になりやすいという点で副業に向いています。ただし、「投稿を代わりにやります」という売り方だと単価が上がりません。
結論から言うと、業務範囲をどこまで持つかで単価が決まり、月額3万円と月額15万円の差はそこにあります。この記事では、範囲の設計と、受注の作り方を整理します。
- 業務範囲と相場
- 狙い目は地方の中小企業
- 受注につながる実績の作り方
- 契約時に決めること
- 時給換算の管理
- よくある質問
- 「投稿します」ではなく「成果を出します」
業務範囲と相場
①投稿代行のみ(原稿と画像を受け取って投稿する) - 相場: 月1〜3万円 - 誰でもできるため、単価は上がりにくい
②投稿の企画・制作込み(ネタ出し、文章作成、画像制作、投稿) - 相場: 月3〜8万円 - 副業の主戦場
③運用設計+分析+改善(目標設定、KPI管理、月次レポート、改善提案) - 相場: 月8〜20万円 - 成果で語れる領域
④広告運用まで含む - 相場: 月10万円〜+広告費の◯%
②から始めて③へ広げるのが、単価を上げる標準的な道です。
SNS運用代行の単価は作業量ではなく、責任範囲で決まる。「投稿します」は月3万円、「フォロワーと問い合わせを増やします」は月10万円。
狙い目は地方の中小企業
大手や有名アカウントは競合が多い一方、地方の中小企業・店舗はSNSの必要性を感じつつ、手が回っていないことが多い。
福岡は事業所が集積しており(福岡は支店経済都市)、飲食、美容、クリニック、士業、小売、不動産など、SNSと相性の良い業種が揃っています。
アプローチの経路: ①知人の事業から始める(実績づくり)②商工団体・異業種交流の場(福岡で起業するの窓口)③直接提案(気になる店舗に、改善案を持って連絡する)④制作会社・広告代理店の下請け。
③が意外に通ります。「現状のアカウントを見て、こう改善できます」という具体的な提案は、営業というより相談として受け取られます。
受注につながる実績の作り方
①自分のアカウントを運用する。テーマは何でもいい。「自分で伸ばした実績」が最初の証明になります。数字(フォロワー、リーチ、保存数)を記録してください。
②知人の事業を無償または低額で受ける。3ヶ月やって、ビフォーアフターの数字を出す。これが1件あれば、次の提案が通りやすくなります。
③業種を絞る。「飲食店のInstagram運用」のように絞ると、同業からの紹介が発生します。
④提案書のテンプレートを作る。現状分析、課題、施策、KPI、料金。毎回ゼロから作らない。
契約時に決めること
①業務範囲(投稿数、制作の有無、コメント対応の有無)。②KPI(何をもって成果とするか)。③素材の提供(写真は誰が撮るか)。④承認フロー(投稿前の確認は必要か。ここが重いと工数が跳ねます)。⑤契約期間と解約条件。⑥著作権・アカウントの所有。
④が実務上の最大の落とし穴です。毎回の確認が必要だと、作業時間が倍になります。「月初にまとめて承認、以降は任せる」という形にできると、時給が大きく変わります。
時給換算の管理
月5万円の契約でも、月30時間かかれば時給1,667円、月10時間なら5,000円。
工数を下げる方法は、①テンプレート化(投稿フォーマット、画像のひな形)②予約投稿ツールの活用(まとめて作成)③素材の効率化(クライアントに撮影を依頼する)④承認フローの簡素化。
目標額はライフプラン逆算で決めておくと、受注する社数の目安が出ます。継続契約は、回すほど工数が下がるのが利点です(副業で月5万円の壁)。
よくある質問
Q. フォロワーが少なくても受注できますか?
できます。自分のアカウントより、クライアントの成果を出せるかが問われます。ただし、自分で運用した経験は必要です。
Q. どのSNSを扱うべきですか?
クライアントの業種に合うもの。飲食・美容はInstagram、BtoBはX/LinkedIn、地域商売はGoogleビジネスプロフィールも有効です。
Q. 成果が出なかったらどうしますか?
KPIと契約期間を先に決めておくこと。3ヶ月で見直す前提にすると、双方が納得しやすい。
Q. 副業として時間は足りますか?
②の範囲なら、1社あたり月10〜15時間が目安です。2社で月20〜30時間——これは副業として現実的な範囲です(副業する時間がない)。
「投稿します」ではなく「成果を出します」
SNS運用代行で単価が上がらないのは、作業を売っているからです。現状分析をして、KPIを置いて、改善を提案する——ここまで持つと、同じ時間で報酬が数倍になります。地方の中小企業には、この役割を担える人が不足しています。
自分の経験なら、どの業種を狙えるか。福岡で実際に事業をしている立場から、無料で相談に乗ります。

「起業は特別な人のものではありません。準備の仕方から話しましょう。」
久保に相談する(無料)